銀行員から建設会社に転職して年収5倍になったお話。

目次(クリックすると自動で飛びます)

この記事で解決できるお悩み

  1. 銀行員の『生活(時間の使い方)』、『仕事内容』がわかる。
  2. 銀行員は『転職するべし』の理由がわかる。
  3. 銀行員が退職を考える『7つのアラーム』がわかる。
  4. 転職したいときの『転職サイト 』がわかる。

静岡ジャイアン

⚫️本業建設会社の経営をしています。
⚫️副業物販コンサル業務ブログ運営株の売買などもしてます。
☝️コッチは去年会社を立ち上げて、僕1人で細々とやってます(笑)

元々僕は、銀行員でした(笑)

銀行員にはなりたくてなったわけではなく、ゆくゆくは家業を継ぐ予定でしたので、大学卒業して一旦(銀行へ)就職した形を取ったわけであります。

この記事ではそんなぼくが、なぜ会社経営をしたり副業をしたりと今に至るまでになったのか説明して行きます。

 

 

なお、読み進めずに転職サイトを先に見たい方はここにまとめておきましたので、そのままコチラをクリックして下さい💡

ジムミ

私もココで転職先を探しているわ!
参考 『おすすめトップ6』転職するなら絶対ココ!!銀行員転職経験記

《この記事では・・・(前書き)》

 

この記事では、『ぼくが銀行員時代の経験を得て感じた実体験』を包み隠さず話しております。

 

途中、僕がお話しする「銀行」に対する考えは個人的な考えに偏った表現も多くなります…。

 そのため、万が一途中で気分を害されましたらページを閉じてくださいませ。

 

 

 

なぜそこまでして書くかって???

全ての銀行員の人生がより良い方向に進んでほしい!』と強く願っているからです。

ぶっちゃけ、転職してから人生がだいぶ好転しました(笑)

 

自分で振り返るに、ぼくが入社をしてから感じた現実と、入社前に抱いていた銀行員の理想の姿(差)があまりにも大きかった点も、転職を決めた1つかな、と感じております。

実際にぼくに限った話ではなく、ぼくが滞在していた期間(約5年間)だけでも、何人もの仲間が(理想と現実の)ギャップに耐えきれず、または辛い思いをして、退職をしていきました。。

注!『トラブル内容』についてまとめてみました

  • 取引先(お客様)との(人間)トラブル
  • 支店内での上司&部下(人間)トラブル
  • 過度な営業ノルマや達成できない時の上司からのプレッシャー
  • 無駄なパフォーマンスだけの報告業務が膨大でメンタルやられる
  • 意味のないカードローン営業やノルマがめんどくさい
  • 仕事内容がそもそも理不尽など

数えきれない理不尽や意味のない仕事に嫌気がさし、

心身共に疲れて退職をしてしまう仲間を数多くみてきました。

実際の僕も辞めた理由は上記でした🤣🤣

静岡ジャイアン

ここで長く勤めてもこれ以上学べることは多くない…と自分自身を諭して『このまま長くは続けるべきではない!』ときっぱり判断しあっさり辞めた身です。

後にも先にもあの時の判断は

『本当によかったな!!』と心の底から感じております!!





退職をしたぼくだから、

このように好きな仕事を好きな時間にしながら、副業として転職紹介ブログなんかを書いているわけですが・・・



 

 

 

そんな当時悩んでいたぼくの様に、『色々な悩み』を持っている方達が多い業界が銀行業。

 

配属ガチャ(支店の人間問題)的な問題もありますが、今でもこれほどまでに働きづらい組織(環境)は中々ないと肌で感じております。

 




 

銀行という組織を少しでも改善したい!

そこで、ぼくができる形で改革したい、という理由で今回記事を書いているわけです。

 

「入社する前」に、「いや、せめて退職する前にでも」知っていたら…。

もう少しぼくの銀行員人生が変わっていたのかも?とも思いながら……。

そんな当時のぼくに当てた内容でもありながら書き綴っていきたいと思います。


1.銀行員の私生活・仕事内容

銀行員の私生活・仕事内容

銀行員時代の静岡ジャイアン

前職時代のスケジュールを載せておきます。平日も休日も「仕事」の延長線上の飲み会が非常に多く、とても心労しました…

 

銀行員の出勤は基本、暦(カレンダー)通りです。

一部の店舗では休日も受付を行うなど例外はあるものの、銀行員の大部分は一般の会社員と同じくカレンダー通りに休日をとっているケースが殆どです。

こうしたカレンダー上の休日に加え、有給休暇を常識的な範囲内で「可能な限り消化できる仕組み」が採られております。(連続休暇など)

 

この連続休暇は、年間で少なくとも8日多ければ10日程度の有給休暇を消化しているのが実態です。

下記に私の当日のスケジュールを載せておきました。

平日

5:30起床
起床
朝食・着替え・出発
6:30出発
出勤
新聞を持って出発
7:30到着
開店準備・新聞購読
スケジュールの確認・新聞の購読など
9:00〜17:00業務
取引先周り・営業・稟議書作成など
昼食も取れないほど忙しい日も…
17:00〜19:30残業
支店内で作業・退勤
継続協議の作成や融資の稟議書作成など
20:00飲み会
飲み会スタート
遅い時には翌日日が変わるまで飲んでいることも…

 

休日

8:30起床
起床
平日目一杯働いているので休日はゆっくり起床
10:00勉強
近くのカフェに移動
銀行業務検定の勉強
12:00昼食
カフェでそのままランチ
勉強の休憩がてらランチ
13:00-16:00勉強
カフェでそのまま勉強
銀行業務検定の勉強
16:30-19:30夕食
おいしいお店でディナー
同期や友達や家族とお店で飲み会など
20:00帰宅
映画鑑賞
自宅でワインを片手に

仕事内容

銀行員の仕事内容について見ていきます。

ざっくり3つ
銀行員の仕事は大きく3つあります。①預金業務、②為替業務、③融資業務です。

「銀行員」は金融業界を代表する誰もが知る職業です。

お金に関するさまざまな取引のサポートを行います。

 

一般的には「お金を預けるところ」というイメージだと思いますが、お客さまから預かったお金は間接金融といって、知らず知らずのうちに融資を必要とする企業や個人に貸し出されています。

  1. お客さんからお金を預かる
  2. お金が必要な企業・個人に融資
  3. 融資から受け取った利息を預金利息としてお客さんに還元

こんな流れです。

銀行では、融資をして受け取った利息から銀行の手数料や人件費をさし引いた利ざやの一部を、利息として預金をしてくれている人に還元しています。

 

銀行員の仕事は一般の人が想像しやすい口座開設や送金などを行う窓口業務だけではなく、営業担当になると、預金を集めや融資に対するノルマが課せられます。

 

2.銀行員が退職を考える時に発生する7つのアラート

 

7つの注意報💡

入社してから4年半勤めて退職をしたぼくですが、退職を報告した時に周りからは色んなことを言われました。

 

  1. 『せっかく入社できたのに、もったいない!』
  2. 『大手なのに…』
  3. 『退職金貰えなくなるけど、いいの?』
  4. 『有名な会社なのに…』

でも当時の僕には全く響きませんでした!

だって、『1度きりの自分の人生』だから。

 

誰のものでもない自分の人生なので、いくら言われた相手が親だろうが自分の大切な人であろうが、そこは曲げない覚悟がありました。

 

そのうち、覚悟がそこまであるなら頑張れ!と逆に応援してくれましたけどね。

 

静岡ジャイアン

好きなことをやり、エンジョイして人生やりきって死んでいきたい!『人生、一生青春!!』

 

 

 

始めは外野の意見は多くが否定的な意見でしたが、

退職をすることにより起こり得る将来への不安よりかは、将来への『期待』の方が遥かに強く感じられました。

 

上司からの説得や人事部との面談、書類諸々の退職手続きも引き継ぎも、辞めるときは結構大変でした。(『人生何でも、入る時より「辞める時」の方が大変』まさしくこのイメージでした)

 

真剣に引き止めてくれる上司や後輩、同僚などの仲間に恵まれたのは非常に嬉しかったですが、ぼくの人生はぼくの人生、ぼくが決める!と強い覚悟はありました。

 

なぜそこまでして、ぼくは銀行を退職する決意を固めたのか?

僕が当時考えていた『銀行を辞めた7つの理由』を順番に述べていきます。

 ぼくが銀行を辞めた7つの理由

理由①ノルマが厳しい。100%終わっても150%やれと言われるのが意味わからなかったから
理由②銀行員の年収の限界を知ったから
理由③体育会系飲みが多すぎてだるかったから
理由④金融スキル以外は身につきずらいと感じたから
理由⑤転勤が多くて色々と大変だから
理由⑥体育会系すぎる組織層に疲れたから
理由⑦自分がいなくても銀行は回るからやりがいを感じなくなった

 

 

概要はこんな感じです。

入行してから退職するまでに何人もの退職していく仲間を見送ってきましたが、皆から理由を聞いても殆どがこの7つに当てはまっておりました。

 

 

静岡ジャイアン

皆考えていることは同じでした

理由①ノルマが厳しい。100%終わっても150%やれと言われるのが意味わからなかったから

僕が銀行を辞めた第1の理由は、『ノルマが厳しかったから』です。

銀行員というのは常にノルマと隣り合わせというのは入行前から聞いておりましたし、実際に覚悟をして入社しました。

しかし、実際にはノルマはあってない様なものでした・・

 

ノルマを達成しても、「支店の数字が足りないから」や、「後輩が苦労しているから」とかなんだかんだの理由で、結局自分のノルマ(仕事)は一向に終わりません。

次から次に課題を与えられます。

 

またそのノルマにも、疑問をもっていました。

銀行と言えば、資金が必要なお客様に「融資」という形でお金を貸し、その代わりに、利息と一緒に返済をしてもらいながらそれを収益にしているのが簡単なビジネスモデルです。

 

しかし、融資をするには銀行内部の細かい与信判断があり、それに基準点がクリアしないと基本的にはお金が必要なお客様の手元には(銀行から融資という形で)届くことができません。

銀行からしたら自分(銀行内)の大切なお金なので貸す時にはあなたと同様、「しっかり返してくれる人なのかな?」と判断をしっかりした上で、ジャッジを下します。

 

返ってくる見込みの少ない(返済見込みがない)人には当然お金は貸せませんし、仮に貸すと決めたとしても、利息を高く設定したり返済期間を短く設定したりと、条件を悪くしてきます。

 

「会社が倒産しそうなギリギリのラインなので…」
「流動預金が乏しく資金がショートしそうなので…」

 

と、本当に今すぐお金を必要としているお客様にはお金を貸せないケースが殆どです。(わかりやすい様に簡単に説明しておりますのでご了承を!!)

代わりに資金繰りが良いお金が潤っているお客様(取引先)へ対しては、必要のないお金を頼み込んで無理やり貸りてもらうケースというのも多々ありました。

 

 

私がいた銀行のモットーは

『金融システムによりお客様へ夢と豊かさを広げます。

私たちは総合金融機関として質の高いサービスを提供し、

人々の暮らしと事業の夢の実現に貢献します』

 

でしたので、この言葉を当時の就活生のぼくが見た時は…

 

「なんて素晴らしい会社なんだ!自分が頑張ればお客様の夢や豊かさが充実するかもしれない。そんな仕事は銀行しかきっとできないに違いない!」と強く思って入社を決意しました。

 

 

ですが働いてみると、そうじゃないことの方が殆どでした。

 

「挑戦できる可能性は限られた中での挑戦」に過ぎないし、

 

 

営業行員として既存法人先や新規見込客先へ営業をしててもそこには

 

「支店の数字を達成させるためにこの商品を売っていこう」

「この商品のノルマがこのくらいあるのでこの商品を売ってこい」

「新しい商品が出たから成績悪いと本部から呼び出されてしまうから…」

などの会話が平気で営業店内では流れておりました。

銀行本位の(まずは相手そっちのけの)考えがまず走っているのが現状でした。

 

 

「支店の数字が今月○○足りないから…」

「平残、末残が今○○円しかないから、あといくら増やさないといけないから。○○様へ○○お願いして契約してこい。」

などといった言葉が、上司や支店長から飛んでくるのが日常茶飯事でした。。

僕は「お客様のためにもならない、短期的な視点での目先の数字しか追わない銀行の営業スタイルの本質」に嫌気が差し、銀行の仕事に将来性を感じなくなり人間性・人間関係にも嫌気がさし、勇気を持って上司へ「辞めます!」と伝えました。

 

いつかは人に使われるのではなく経営者としての道を望んでいたので、先行きが見えない銀行から卒業する選択をしました。

理由②銀行員の年収の限界を知ったから

僕が銀行を辞めた第2の理由は、『年収の限界を知ったから』です。

 

世間一般的には、銀行員の年収は「中の上」と言われておりますが。

銀行員であれば、給料面ではいわゆる普通の人よりかは良い生活ができるわけですが…。それでも外資(金融、コンサル)・総合商社・大手広告代理店・会社経営者等々には及びません。

 

大学まで体育会系部活動に時間も夢も捧げていた僕は、恥ずかしながら働いてみるまで、一般的な給料や業種毎の給料の違いなども全くもって理解しておりませんでした。

 

しかし、自身が務めた銀行という仕事の『年収』の限界を知ったのは、入社してすぐのタイミングでした。

 

 

ある飲み会に上司と行った時の話です。

入社間もない私達(新入社員)は、まだ仕事にも職場の雰囲気にも慣れていない…

正直仕事の後は疲れているし真っ先に帰りたい…。

 

そんな中、ある上司からの誘いで仕事後に近くの飲み屋に立ち寄る流れになりました。

当時の僕は、渉外担当といういわゆる法人営業部隊として日々5〜6人のチームで支店の成績を稼ぐ為に試行錯誤しながら取引先を走り回っておりました。

 

 

正直、その日はとても疲れていて…1000%行きたくありませんでした。

(もっとだったかもしれません。。)

 

しかし、渉外チームの当時の課長が、『ちょっと帰りに1杯行こうか!』と言われると、下の人間は断れるはずもなく。(銀行はガッツリ体育会系組織ですww)

 

何か理由(事情)をつけて断ろうともしましたが、当時の上司から出た言葉は「1時間だけだから付き合え」の一言。

 

しょうがなく「終電の時間も近いので1時間だけです」と言って付き合うことに。

 

 

しかし結果、行きたくもない飲み会に遅くまで連れられて終電では帰してもらえず…

飲み会中も仕事の話をされ。

まだここまでなら100歩譲って良いものの、行きたくもないカラオケやキャバクラ…3件目、4件目と続く無駄な時間。。。どんどんぼくのフラストレーションは溜まっていきました。

 

結局その日は帰れずに友達が住む社員寮に泊まることになりました。

 

上司発信の飲み会だったので、飲み代は上司が全額払ってくれなくても殆どの割合で払ってくれるかな?と翌日お酒の匂いも残るスーツを着て眠たい目を擦りながら支店にいくと…少し先に出社していた上司が椅子に腰掛けていました。

 

「少しばかりは多く支払ってくれるだろう。前日は自分がカードで立て替えておいたのだから…」そんな気持ちは一瞬に吹き去りました。

前日のお礼と共にかかったお金が記載されているレシートを渡すと、それを確認してお財布から出して渡された金額はぴったり割り勘の金額…

 

1回だけならまだしも…その後の飲み会でもこんな経験が殆どでした。

もう少し経ってから知ったことですが、その上司は単身赴任をしていたので毎晩食事を外で済ませる必要がありました。

自分の家庭の理由のために、断りずらい新入社員を殆ど毎晩飲みに誘い、しまいには支払い金額もぴったり割り勘。(新入社員と当時部長クラスの上司の給料は全然違いました…)

その時に私はこう思いました…、「あぁ、きっとこれが自分の何十年後の姿なんだ…」とw

 

「この場所で何十年間、同じ様に働いても…将来待っている自分の姿というのは目の前にいる上司の姿なんだ」と…

非常にガッカリした気持ちを今でも鮮明に覚えております。
(サラリーマンの器の大きさ・年収の限界を知りました)

 

銀行での僕の周りの上司がこのタイプが多かったというのも勿論ありますが、同期や違う銀行に就職した友達に聞いてもこの様な大人が多いのははっきりとしておりました。

銀行員だからお金に関しては細かい(違う言い方をすればケチで)と言うのも勿論あると思いますが。

「頑張った分だけ報酬が欲しい!」
「若くしてたくさん稼ぎたい!」
「将来性のあるビジネスをしていきたい!」

このような考えを持った方には向かない業種かとある程度の年月が過ぎてはっきりと気が付きました。

今一度自分の価値観(大切にしたいこと)を確認してみることが大切です。

理由③体育会系飲みが多くてだるかったから

僕が銀行を辞めた第3の理由は、『飲み会がだるかったから』です。

 

上司や部下などの支店のメンバーやお客様、または会社の役員や管理職(目上の人達)、これらの方々との飲み会が多かったですね。

リラックスできる飲み会であればまだしも…
ルールや作法も細かい上に、2次会・3次会と続くのが基本。

結果、翌朝は睡眠不足。

 

また基本自分より職場での立場は上の人が多い為、仕事で疲れた上にさらに飲み会でも気を使い倒して疲れるといった負のループ。

 

 

中でも最も苦手であったのは、上司にゴマをすった者が気に入られる風習でした。

上司の酒がなくなれば注文し、満腹なのに「もっと食え」と言われるし、翌日は会費を回収して回らねばならないですし。

このような注文に文句を言わず、従順な態度を見せることができれば上司に気に入られる世界です。

ただ、この状況は健全ではありませんよね。
(僕も5年間務めていて、最後の方はこれが常識だと感じておりました)

上司が間違ったことをした場合もアサーション(注意)できないからです

💡

 

本当の意味でお客様のお金を安全な公正に安全な立場で守ろうとするならば、対等な立場で上司であろうと職場の仲間とは挑まねばなりません。

 

少しずつ文化が変わっていくことを望んでいます。

 

理由④金融スキル以外は身につきずらいと感じたから

僕が銀行を辞めた第4の理由は、『銀行の営業職は市場で通用するビジネス力が正直身に付きにくいと感じたから』です。

・営業スキル

・金融スキル

・幅広い業界知識

・財務スキル

etc

銀行だからこそ習得できるスキルや人脈があるのは勿論事実です。

 

しかし身近に銀行出身の方がいたら聞いてみてください。

 

または仮にあなたの周りで転職をした元銀行マンは、殆どの人が転職をしても金融関係への転職を希望するケースが多くないでしょうか?

 

入社して2・3年の間もない人が転職をした場合は他業種への転職ケースや、または年数重ねても実家が商売をやっていて、銀行で修行をしてきたから戻ってくる的な人は中にはいるかもしれません。

 

入社して4・5年以上たっての転職をするケースは、特に同業種への転職ケースが限りなく多い気がします。

僕の同期は8年たった今では会社に残っているのは入社当初のわずか1/3程度の人数です。

 

辞めていった残りの約2/3の人達に聞くと、女性は結婚を機に退職をして専業主婦に専念している同期もおりますが、殆どの人は金融関係の仕事に再就職しています。

僕は、これには銀行の仕事が一般的には特殊な部類に振り分けられるからだと結論付けました。

独特な内容や仕組みが多い故に転職先が金融業界では通用する可能性は高いも、

銀行スキルだけも学んでいても他の業界では中々通用しないというのが背景にあるのだと感じます。

(会社の経理や財務を任せてもらえる部署などは別ですが。)

 

俗にいう(銀行以外の)市場で評価を得るようなスキルや知識を得ることは非常に難しい環境でした。

第二新卒(25~26歳)まではポテンシャル採用がメインなので関係性は薄いのですが、年次を重ねるにつれ転職しづらくなりますしね。

 

これからの時代、1つの企業に勤めあげることは稀になっていくでしょう。

 

世の中がどのような状況変化を起こしたとしても、常に対応できるビジネススキルを持っておくことこそ真の安定と言えると考えます。



理由⑤転勤が多くて色々と大変だから

僕が銀行を辞めた第5の理由は、『転勤が多くて色々と大変だから』です。

一般的な大企業は数年単位で人事ローテーションがあり、各部署・支店を転々とします。

人事ローテーションに伴い、勤務地が変わることも珍しくはないでしょう。

 

銀行の場合、勤務地は支店や関係会社等が存在する限り、県内外問わず(国内外も含め)沢山あります。

 

私が勤務していた銀行では年に約4回(1回/3ヶ月)異動がありました。

2週間ほど前に内示を頂戴し内示を頂戴してから2週後(土日を2回経過後)からの勤務地を言い渡される訳です。

考え方としては一長一短ありますが、(一般的な考え方としては)お客様の心臓部分である最も大事なお金を扱う仕事ですので、癒着がない様に関係性が密になる前に転勤を言い渡されるわけです。

早い人で2年で1回転勤をしていくイメージです。

銀行員に求められることは、2年間の間にお客様の心を掴んで心を揺らせる提案をして、2年間のうちに成績を残していける人が出世できるというわけです。
(勿論その間にコンプライアンス違反や何か問題を起こさないことが条件です)

短い年月の中で結果を残し、かつ転勤が言い渡されたら基本的にはそれに従わないといけない。
そして、転勤を内示を頂いてからは基本2週間で問題なく引き継ぎやお客様への挨拶周りをしないといけないわけですので、中々ハードなタイムマネジメントです。

転勤を言い渡されたのが独身の方ならまだしも、家族持ちの方にはツライ環境ですよね。家族寮や独身寮など、寮が基本的には配備されているとは言え、受け容れることが基本なので、これからの時代転勤制度については対応していく必要性を感じます。優秀な人材が求めるものは、時間・場所を選ばない働き方だったりしますので)

理由⑥体育会系すぎる組織層に疲れたから

僕が銀行を辞めた第6の理由は『体育会系の組織、そして自分の上司との関係性に疲れたから』です。

 

銀行だけの組織層というよりかは、

サラリーマンならではの業務フロー(お客様を説得させるよりも上司を説得させる機会の方が遥かに多いこと)に疲れたと言った方が確実かもしれません。

 

営利企業である以上会社の利益を第一に考え行動するのは基本中の基本です。

しかし銀行には昔ながらの「銀行さん」という何処か殿様商売的な体質がありました。

一般的なPDCAサイクル(計画)、(実行)、(評価)、(改善)の営業フローも勿論前提にはありますが

 

基本的には、

素直にその商品や方法を売れる法人・リテール先を探し営業したりするAパターンと

上司や本部からの推奨されているものを営業するBパターンと2種類あった時、

明らかにBパターンでの営業を求められるケースが多くありました。

 

仮にAパターンでも、ぱっと見Aだけど実はBみたいな商品を営業したりするケースというのが殆どでした。

お客様を無理やり説得したり無理を聞いてもらったり…メンタル的なしんどさ・辛さを強く感じました。

「銀行さんは雨が降っていて傘が必要な時には傘を差し出してくれない」

 

「傘が必要ない時に傘を差し出す」

 

「銀行の常識は一般的には非常識」

 

 

先輩との同行営業時に隣で言われているのを聞いた言葉の意味が、だんだんと銀行での年数を重ねるにつれて自分でもわかるようになってきました。

 

年度末や月末など、ノルマの数字に未達の時には仲の良いお客様のところに出向き、当貸(短期融資)を借りてもらえないかお願いに行ったり、「お客様のことを思っています」という割には、行動は全く矛盾していたり。

トップ自体の主観が昔からそういうもんだと思っているので、中々変わることはないですね。

「地域・企業の為に頑張ります!と社風で上げていて、行員の人たちも皆言ってる割には、いざとなると全く違うやん!!!」

ということが多かったので、とても心労しました。

 

理由⑦自分がいなくても大手銀行は回るから

僕が銀行を辞めた第7の理由は、『自分がいなくても会社は回ると気付いたから』です。

正直真剣に仕事に向き合い営業活動をしていました。

数いる同期の中で抜きんでたいと考えて働いていたので、気持ちのどこかには僕が支店の数字を引っ張っているんだと強く感じながら成績も残しておりました。

 

しかし、銀行に入ってくる人は皆優秀な人が多いです。

また会社のシステムとしても規定があり、基本的には自分が辞めても変わりの優秀な人が自分の代わりを賄ってくれると感じる部分もありました。

 

大企業であれば当然のことかもしれませんが、人が1人いなくなったとしても会社は何事もなかったかのように回っています。

僕も5年間で何度か会社を休んだことがありますが、何事もなく会社は回っていました。

僕は平社員でしたが、仮にこれが社長や支店長であったとしても代わりの人が代役を務め、何事もなかったかのように会社は回り続けるでしょう。

 

こういう体制こそが「強い組織」であることは間違いありませんが、

それは逆に代替可能な価値を提供しているに過ぎないと感じました。

 

僕は1度きりの人生、「自分にしか出せない価値を提供したい!」という想いが強く、大企業という環境で働くことに向いていなかったのかもしれません。

 

ただ、多くの人と調整をしながら大きなビジネスを体感できたことはすごく有意義でした。

 

 

①ノルマ

 

銀行は「ノルマが厳しい。そして基本的にお客様目線ではない…」
これが僕が銀行を退職する1番の大きな理由でした。

毎年、地方銀行の営業職の平均入社人数が約150人前後、メガバンクでは約800人前後。

「それだけ人数が多ければ誰しも別々の考え方や取り組みをしているでしょう。皆が皆、お客様目線ではないというわけではないでしょう」

 

と感じる人もいるかもしれません。当時の僕も自分にそう言い聞かせてました。

結論から言うとNOです。

不思議なことに銀行に残る人というのは殆どが

お客様度外視、表面的にはお客様のため的なオーラを出してきますが、銀行本位の営業をしてくる人が全員」です

静岡ジャイアン

そんなことはないと思うよね?しっかり説明しますね

 

 

なぜなら?

銀行という組織は特殊だからです

 

銀行も他の中小企業や会社と一緒でいち営利企業ですので、利益を出して結果を残し続けてこそナンボです。

 

表面的には、

「お金で困っている方達や資金繰りが厳しいお客様なんかに融資をして、助けますよ。金融のリーディングカンパニーですので誰しもなんでもご相談ください、ご安心を」的なビジネスモデルでは到底リスクが高く、企業を成長させていくことはできません。

なので、(これはどこの会社も同じかもしれませんが)銀行員になったら新入社員研修やことあるごとに〇〇年目研修、〇〇係研修的な全体教育を行い、意識改革をしていきます。

知らず知らずのうちに洗脳されていくか、銀行の体質に馴染めない人や不満がある人は自ずとやめていったり、上司や人事から地方や関係会社へ飛ばされたりと…銀行という組織から自然と遠のいていきます。

 

結果として銀行に残っている人は言い方は極論かもしれませんが

 

「洗脳されて考え方が始めは普通の常識的な考えを持っていたが、お客様度外視的な考え方になってしまった」

 

「初めからお客様度外視的な考えを持っていて数字のためにや自分のノルマや支店の成績の為だけに動いている」

 

のどちらかです。(マジで究極な言い方をしております)

また、金融業界は横(他行)との協調を非常に大事にする傾向があります。

足並みを揃えるというのか?「他行でこういう動きをしているので、当行もこういう取り組みをしていこう」的な体質が非常に強くあります。

 

こういう世界や業界にどっぷり浸かっていると、極端にチャレンジをしなくともビジネスができてしまうのも現状で。結果、中々こういう古い体質が抜本的に変わらずにいます。本質的な意味での、ニューチャレンジャーが現れないからです。

このような状況から、

「どんどん新しいことにチャレンジしていきたい」
「1人でも多くの人を心の底から喜ばせたい」
「1円でも多く稼ぎたい」

こういう考えの僕と、業界の状況には埋めることのできないギャップがありました…。

就活をする中で自分は新しいことやチャレンジすることが好きであると分析しておりましたが、金融業界の文化を本当の意味で理解するには至らなかったことは反省点として挙げることができたなと振り返ります。

 

 

②:年収

ご存知の通り、年収は業界によって大きく異なります

もう少し踏み込みますと、その業界の利益率によるところが大きいと言えるでしょう!

 

そういった観点でいうと金融業界の利益率は高い方ではないでしょうかね。

しかし未だ年功序列的な風潮も残る中、冒頭でも説明した様に先行きが見えないビジネスかつAIに取って変えられる業務内容なので、中々この先も目に見える形での給料が高騰するといのは難しいと感じます。

 

 

参考までに、銀行員の年代別年収を記載します。

世間平均と比べると高い部類に入るのかもしれませんが、僕は「お金から生まれるストレスを撲滅したい」と考えているので、この報酬では満足できませんでした。

そのような考えから、キャリアアップを図るべくRIM(Result Is Money)を実現できる転職先を考えました。

 

③:無駄な飲み会・無駄な支出

ストレスの大きな割合を占めるのは、仕事後の永遠に続く飲み会でした。

銀行って、体育会系の人が多いんです。

  • 入念な店の下見
  • 手酌の応酬
  • 上司の酒が1/3になると、注文を伺う
  • 飲み会の終わりに忘れ物チェック
  • 翌日に会費回収etc

僕も元々体育会系なので、これらの必要性は理解してるんですが、ハッキリ言って「嫌い」でした。

なぜ嫌いなのか考えてみましたがこういうしきたりが当たり前になると、対等な立場で仕事ができなくなるからだと気付きました。

  • 小さなことでも上司の許可を取る必要がある
  • 上司が間違ったことを言っても否定できない

これらは自分が仕事をしていく上での価値観に反することでした。

「飲み会=日常業務で取れないコミュニケーションの場」

として捉えたいですね。

④:金融スキル以外は身につきずらい

銀行には何十もの部署があります。以下はその部署機能の一例です。

  • 支店サポート部
  • ソリューション営業部
  • 国際営業部
  • ダイレクトチャネル部
  • 地方創生部
  • 事務サポート部
  • 企業サポート部
  • 市場営業部
  • 経営企画部
  • 次世代システム部
  • コンプライアンス・リスク統括部etc

こういった部署を2-3年ずつローテーションしていき、

最終的に専門性を見極めながら身に付けさせていく、というのが会社の育成方針でした。

とはいえ、若いうちは各部署の一業務を全うすることが多いでしょう。

基本的な考え方としては、

①渉外(法人営業) 

②融資(個人ローン)

③預かり資産(リテール保険・証券)

 

3つの仕事が銀行業務の基本

 

 

ジョブローテーションといって1年目から2年目にかけてはこの①〜③の基本業務をサイクルに銀行業務の大前提を勉強。

2年目から個人でノルマを張られ現場へ狩り出され、各人の成績を鑑みながら人事が適材適所な旗振りへと配置を繰り返す。

 

それが一連の流れとなっております。

 

確かに営業をして、何か成果を獲得すると収益といって銀行本体への利益を生むことができるので、頑張った感はあるのですが、ふと振り返った時に本当に同じ事をこの先ずっと続けていていいのだろうか?と不安になりました。

 

 

「このままでは一生会社にぶら下がることになる!」と危惧した僕は、

「いつでも、どこへでも転職できるスキルを身に付けたい!」と考え転職に動き出したのでした。

27歳と30歳間近の視点でしたが、、そこからでも何とかなるものですね。

 

 

⑤:転勤

銀行のみならず、日系大手企業で勤務する以上、避けては通れない道です。

国内はもちろん、支店や出向先も含めたりすると国・地域問わずへの転勤があります、まぁそれが総合職というもんです。

正直、20代のころは「転勤もよいかな」と思っていました。
しかし、結婚を意識してから考え方がガラリと変わりました。

「家族との時間を最大限確保したい」

「妻のキャリア、夢を心底大切にしたい」

「長男として実家も大切にしたい」

このような想いがふつふつと湧いてきたことから、転勤のない環境を求めるようになりましたね。

ぼくが勤めていた銀行は地方銀行でしたので、メガと違って「来月から、北海道へいけ!」はありませんでしたが、それに近いものはありました。

急にこういう指令を受け、拒否もできない点については、どうしても僕の価値観と合いませんでした。。。

 

こういった個人の価値観は大切にすべきだと強く思います。
嫌なことは嫌、好きなことは好きの精神は結構大事だと感じております!

 

 

⑥:関係性

これは大企業でよくあることですが、銀行はその中でもその度合いが強いように感じます。

端的に申し上げると、「客vs銀行」の構造が明確です。

 

<客>

お金を借りるなら0.1%でも安く借りたい。

 

VS

 

<銀行>

お金を貸すなら0.1%でも高く貸したい。

実は僕の実家は商売屋なので客の気持ちもわかります、そして銀行員生活も約5年続けたので銀行員の気持ちもわかります。

融資を受ける客側からしたら、少しでも返済負担を減らしたいので金利を安く借りたいわけですが、銀行サイドとしては少しでも銀行の利益が出るように高い金利で貸したいわけです。

そんな押し問答の中で、気持ちの優しい僕は少しでもお客様の為に安い金利で良い条件で融資をしたいわけですが、色々と上司もうるさくそんな押し問答の中で繰り広げられる上司への対応や説明に疲れてしまいました。

 

 

なんとかお客様の実情を説明し、納得してもらうゴリゴリの稟議書を書いて上司に説明するわけですが、いろんな理由をつけて上司(本部)は少しでも銀行が有利な条件で交渉していけと言ってくるんですね。

みんなの向く方向がバラバラではないけど、、?僕は板挟み?

そんな状況です。これってストレス溜まりますよね。

 

スポーツやサークルでも同じだと思います。

 

僕は「皆が同じ方向を向いている」組織で働きたいと思っておりましたので、この状況に疑問を抱き、転職を決意しました。

⑦:必要性

約5間勤めましたが、そのうち何度か休んだことがあります。

休む時こそ、「あー、XXさんに迷惑かけちゃったな」と思うものですが、

それでも会社は何事もなく回り続けていました。

 

当たり前なのかもしれませんが、

僕1人がいなくなったところで会社はビクともしません。

 


おそらく社長(頭取)が休んでも、代わりの者が代役をこなし、会社は数日たてば回り続けます。

ここで僕は気付きました。

 

 

「組織は人が抜けても回り続ける。それこそ、強い組織なのだろう」と。

 

自分の属した組織に誇りを持ちつつも、

心のどこかで「じゃあ、誰がやっても同じじゃん!」と感じたのも事実です。

 

精一杯自分色を出そうと試みましたが、その力の掛け方はあまり効率が良くないと感じましたね。

 

「仕組化されている組織ほど、自分色は出しにくい」こういう仮説も立ててみました。

 

自分にしかできないこと、つまり代替不可な価値提供をしたい!という強い想いを僕は持っていたので、そういった環境を求め、転職という選択を採りました。

 

まとめ:僕が大手銀行を辞めた7つの理由

 

さて、今回は「僕が大手銀行を辞めた理由」について本音で述べてまいりました。

「僕が大手銀行を辞めた理由」について本音で述べてまいりました。

  • 銀行員は堅実
  • 銀行員は高級取り
  • 知見が増えるから銀行員は良い

最近学生と話していて感じたことがあります。

 

それは「銀行実情が知られていない」ということです。

 

この課題に立ち向かうべく、今回の記事を更新しました。

 

ここまでお付き合い頂き有難うございました。

 

3.銀行員におすすめの転職サイト

 

①第二/既卒/フリーター/中退/高卒の就職・転職支援【第二新卒エージェントneo】

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