僕は30代目前で初めての転職を経験しました。転職をする前は、平凡な銀行員でした。
入社してから4年が過ぎ去り、段々と自分の将来像を目の前の上司と重ね合わせ、「あぁ、自分の将来はこんな感じになるのかぁ…」と将来を半ば諦めかけていました。
転職を決意した理由は大きく分けて2つ。1つは給料が中々上がらないことへの不満。2つ目は自分の将来像が想像でき、人生の楽しみを失いかけてきたから。
そこで僕は勇気を振り絞り、転職をする決意をしました。
決意をしたものの、何から始めて良いのか?当時の僕は全くわからない状態。結果、全くの畑違いの地元の建設会社(中小企業)へ営業マネージャー兼会社役員として入社しました。
- 自分の将来が見えてきて、このまま人生をぼーっと過ごして終わらすのは嫌だ!勇気を振り絞って転職をしたいけど転職は何から始めて良いのかわからない?
- 銀行員から建設業界って何事?
そんな方々へ向けた転職有益情報を本日は書いていきたいと思います。
静岡ジャイアン
前職時代に培ったスキルや自身のビジネススキルがどんな業界に進んでも使えるスキルか?逆にある程度業種の縛りが発生してしまうスキルなのか?によって選択する転職先は大きく異なってくると思われます。実際、僕の周りでも銀行を辞めて保険業界や証券マンになった人などを多く目にしてきました。しかし僕は全くの畑ちがいの建設会社へ転職を!
理由としては「戦略的なキャリアアップを経験したかった」からなんです。
今日は僕の転職体験談について本音で語っていきます。
今回の転職では、年収や環境レベルを落としたかと思われがちですが実は残業を減らした上で年収を上げることに成功しました。そして自身のスキルアップにも繋げることができ結果給料は銀行員時代より倍以上になりました。(今働いている建設会社が結構歩合の部分も強く、仕事をとってくるとその分報酬を弾んでくれる部分も強いのもたしかです)
さらに、これまでは労働型収入(時間給的なイメージ)に頼っていたのですが、転職後は資産型の収入源(結果がお金に変わる働き方)を作ることもでき、リスクヘッジ&可能性&自由な時間を以前より手に入れたという3つの局面からも大きく前進することができました。
こうした背景を踏まえ、本日は僕の転職体験談を「すべて本音で」語っていきたいと思います。
②漠然と働く中で将来が不安な方
③激務にたえている方
④どの転職エージェントを使うべきか不明な方
⑤転職エージェントを使うべきか悩んでいる方
大手銀行勤務(総合職)時の待遇と建設会社での待遇はこのように変わりました。
年収・勤務時間・副業可否・成長環境・リモートワーク可否・福利厚生は、僕が企業選びをする中では結構重要な要素でした(笑)
大手銀行(4年目) | 項目 | 建設会社(1年目) |
450万円 | 年収 | 900万円 |
残業 月40〜45時間/月 |
勤務時間 | 残業30〜40時間/月 |
禁止 | 副業 | 自由 年間50万円程度(現在鰻登り中) |
金融業界特化 | 成長環境 | 自己資産直結&技術系スキル獲得 |
オフィス | 仕事場所 | 自由・現場毎 |
多い | 福利厚生 | 少ない |
僕が銀行員を辞める際に悩んだ体験記はこちらの記事にまとめています。
個人的に悩み尽くしましたので、その時の感情や考えを文字に起こすことで、1人でも多くの方が悩みから解放されますことを切に願っています。
目次(クリックすると自動で飛びます)
【30代目前の転職】未経験で転職に成功した僕が考えていたこと
ここまでお話しさせていただきました通り、僕は「20代(後半)・未経験」で転職を経験しました。結果的には良い転職活動をすることができましたが、その道中に…
-
どのようなことに悩み…
-
どのような選択肢があり…
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どのようにして決断をしたのか…
について、嘘なくお伝えしていこうと思います。
本音で伝えるからこそ意味があると思っています!
さて、僕の社会人ライフやキャリアはこんな感じでした。
見方によっては、それなりに順風満帆でした(笑)
仕事面は勿論苦労もありつつ、ただ自分で決めた道でしたので必死に会社のため・お客様のためを思って頑張って仕事をしておりました。そのため、2年目の終わりくらいから徐々にお客様の信頼も勝ち取り営業成績も良くなり順調に歩んでおりました。しかし、プライベートは殆どなく(土日休みでも銀行業務検定の勉強や自身の知見を高める為の勉強やお客さんとのゴルフなど)自分の資産を積み上げているような感覚がなかったのは事実です。
どのようなことに悩んでいたのか
銀行に入社し丸5年、割と当行の中では伝統あるエリート支店を転々とし、配属先や支店のメンバー・担当していたお客様にも恵まれながら僕は何に悩んでいたのでしょうか?
今日は当時を振り返りながら、本音で語っていきたいと思います。
- 経験・知見・スキルが金融業界に特化した浅はかなモノになっているのではないか?
- Generalな能力(調整力)は付いているが、社会で通用する力は付いているのか?
- この状態で働き続けると、身体を壊してしまう?(仕事〜飲み会〜仕事の繰り返し。。。)
- 高倍率で入社できた新卒カードを捨ててよいものか?
- ここで転勤したり辞めたりしたら逃げたレッテルを貼られてしまうのではないか?
当時はこれらの考えが行ったり来たりしており、なかなか吹っ切れなかったなと振り返ります。
脳内キャッチボールを半年ほど毎日続け、そしてそのキャッチボールを続けた結果僕は「自分の軸を持たない限り、このキャッチボールは一生終わりが見えない」と強く感じました。
自分の軸とは「他人の目や意見を気にしていては一生解決しない。耳を塞いで周りの意見をシャットダウンして、自分の人生だから自分で責任を持とう。自分の心に素直になって周りの意見を一度排除して考えてみよう」と考えるようにしました。
そして、毎日仕事後に上司に連れて行かれていた飲み会をなんとか理由をつけて断り、1人単身寮の部屋に籠っては、自己分析を繰り返しました。
- 自分の時間を最大化させる
- 心身の調子を第一優先に考える
- ソフト面もハード面も資産を積み上げる
- 個人の名前を残したい(生きた証を残したい)
- 本当のところ僕は何をやりたいのか?そしてどんな人生を歩みたいのか?
- このままの人生で良いのか?仕事をして、自分の資産にならない働き方を強いられ、仕事が終われば毎日の様に仕事でも顔を合わせる上司と酒を飲み、仕事や職場の人の悪口、明日の仕事の話をしている人生が面白いのか?
結局、自分の軸を固めない限り、見栄が邪魔をしてきて、自分の意志が固まらないことに気付くことができました。

どのような選択肢があったのか
上で振り返ったような軸を持ちながら、僕は転職活動をスタートしようと決断しました。そして、まずは何か行動に移すことが大事だと考え実際にスタートしました。
ただ、上記の軸に沿った企業にチャレンジしつつも、これまでの経験が活かせるような企業(金融業界)にもチャレンジしました。僕なりのリスクヘッジをしていたのかもしれません。(外資系金融・外資系保険会社云々・・・)
- 外資系保険会社(フルコミ営業)
- 戦略コンサル
- IT
- 建設会社
結果、この4点に絞ることができました。人脈を駆使し、いろんな方にリアルな話を聞かせていただきました。一つ目の外資系保険会社は同業といえば同業です。しかし、他の3つはどれを選んでも畑を変えることになりました。行先は内定を取ってから決めれば良いと割り切り、転職活動に邁進しました。本業も手を抜く訳にはいきませんので、疲労が蓄積していったのは言うまでもありません(泣)
2ヶ月にわたる転職活動を終え、運よくどの業種からも複数社より内定を頂くことができました。
どのようにして決断をしたのか
運よく内定を頂くことができた僕でしたが、「どの企業に行くか」を決心することが次のハードルでした。
選択肢があるだけでも恵まれていると感じながらも、「自分の軸に沿った企業選びをしないと後悔する」と考え、決心に至ったことを覚えています。
僕が企業選びをする際に敷いた指標は以下の通り。
大きく4つの要素を深堀しました。
- 人
- 労働環境
- 将来性
- 個人の名前で仕事が取れるか
人
僕自身、学生時代はずっとスポーツをやってきたこともあり、一緒に働くメンバーは非常に重要視していました。(これからも譲れないポイント)
大手銀行勤務時代は人間関係に疲労し退職や長欠になってしまう同僚を目の当たりにしてきたので、自分自身が転職をする際には、絶対に人間関係の構築された・風通しの良い組織で働きたいと強く思っておりました。
結論、建設会社に転職してから人間関係は非常に良好になりました。確かに仕事ですので、たまにはうまく行かなかったり何日間は険悪なムードになったりもあります。
しかし、建設業界は業界カラーなのか?職人気質の人が多いのもあり、ネチネチした人は少なく仮に怒ったり喧嘩をしてもその時が過ぎれば皆ケロッと普通に話をしたり、喧嘩をする前の状態に戻ったりしていることが多く、銀行員時代の様にネチネチネチネチ言われる機会もなく、とても快適な社会人生活を続けております。結果少し物足りなさを感じる時もあるのは事実ですが、人間関係でのストレスは殆ど0になり、毎日仕事をするのが楽しくなりました。
労働環境
僕は前述した通り、働く環境に人間関係を重きを置いていたので労働環境も大きな判断要素となりました。
労働環境を各要素に分けてみるとこのような感じでしょうか。
- 労働時間
- 労働場所
- 精神的ストレス
- 飲み会の多さ
労働時間はいわゆる勤務時間や拘束時間のことです。
これに関しては、知人に聞いたり、Vokersで調べたりすることで情報収集をしました。
コンサルで働く友人たちは朝9時~夜中2時まで仕事するという者も多かったです。
その分成長スピードは著しいでしょうし、若手にしてビジネス戦闘力を上げるには良い環境であるでしょう。
一方、僕の狙っていた業界は建設業を除いては残業とは、殆ど無縁の環境でした。
良くも悪くも、仕事とオフの境目が取りずらい環境。
本業以外の時間は、自分のビジネスを築き上げている社員が多数おりました。
本業で得た資産(知識・人脈・情報)を副業でアウトプットするのです。
どちらが正解というわけではありませんが、転職をした方が僕の価値観に寄り添っていました。
将来性
サラリーマンとしての市場価値(ビジネス戦闘力)や業界の成長率・将来性も企業選びの大きな要素を占めると思います。
僕が意識したのは「社外でも通用する経験やスキルを磨くことができる」環境。
このご時世、どのような大企業であってもいつ傾くか分かりません。自分の身は自分で守りたいと強く思います。
この点について言いますと、コンサルもWebマーケも申し分ないでしょう。
どちらの業界へいっても、専門的かつハイレベルな知見を得ることができると信じていました。
個人の名前で仕事を取れるか
最後に僕がやってみたいと考えていたことは「個人の名前を残すこと」でした。
いつかは死ぬのだから生きた証を残したい…という素直な気持ち。
世を見渡しますと、まだ個人名をオープンにしながら仕事を取ることができる企業は多くありません。
黒子に徹する…このような業界が多数派だと思います。コンサルなんかもそうですよね。
【30代転職】未経験で転職した僕がおすすめする転職エージェント
ここからは僕が実際にお世話になった転職エージェントの中で「もう1度お世話になりたい」と思うエージェントをご紹介します。
ただし、これから紹介する内容につきましては僕の主観によるものが大きく、エージェントには多数のアドバイザーがおりますので一概に断言できるものではないことをご了承ください。
JACリクルートメント
僕が使って良かった転職エージェントの1社目はJACリクルートメント。
外資系や管理職層の転職に強いエージェントとして有名ですよね。実際に面談を受けましたが、外資系や日系大手の求人を中心に提案いただきました。アドバイザーの提案力は素晴らしく、メールや電話での返答も早いので自然と信頼感が高まりましたし、話もポンポン進んでいきました。(担当者ができる人だったのはいうまでもありませんが)また従来の転職エージェントと異なり、JACリクルートメントのアドバイザーは1人で求職者と企業の窓口を担当します。そのため、企業と求職者の相性を両面から捉えることができ、コミュニケーションロスが生じることもほとんどありません。
・コミュニケーション力の高いアドバイザーが多い
・日系大手企業、外資系企業のハイレベル求人を多数所持
・総じてレスポンスが早い
アクセス
東京本社:神保町駅から徒歩2分
北関東支店:大宮駅から徒歩3分
横浜支店:横浜駅から徒歩5分
名古屋支店:伏見駅から徒歩1分
静岡支店:静岡駅から徒歩1分
大阪支店:梅田駅から徒歩0分
京都支店:四条駅から徒歩0分
神戸支店:三宮・花時計前駅から徒歩0分
中国支店:広島駅から徒歩4分
東京本社の地図はコチラ
大阪支店の地図はコチラ
口コミ・評判
新卒1年目から転職活動をしていました。外資系を目指していた時期には「JACリクルートメント」を利用しましたが、非常におすすめです。
若手にJACは早いという方もいますが、全然早くないです。
むしろ第二新卒の求人もあるので狙い目な企業も多いですよ😌#転職活動 pic.twitter.com/L6pNe37sQo
— じょぶおたく (@jobotaku_com) October 15, 2019
https://twitter.com/marco_biz_man/status/1137475106693947397
エリートネットワーク
僕が使って良かった転職エージェント2社目はエリートネットワーク。
エージェントの名前も強烈ですが、アドバイザーの方も強烈でした(笑)
- 建前の転職理由ではなく、本音の転職理由が伝わるまで話を深堀りする。
- 「あなたにこの企業が合うとは思えない」と真顔で言われる。
- 学歴は努力できる指標になるという考え。
多くの転職エージェントはホイホイ求人票を持ってきてくれます。
志望するものから全く関心のないものまで…
そういう意味で、エリートネットワークは異質。
本気で貴方のキャリアを考えてくれますが、その分激しい言葉を掛けられることも。
本気で転職を決心した方にとっては、良いエージェントだと思います。(ただし、メンタルを削られることが多いかと思います笑)
・企業文化にマッチしない求人は提案されない
・高学歴、大企業出身を好む傾向あり
アクセス
銀座一丁目駅から徒歩1分
銀座駅から徒歩3分
有楽町駅から徒歩5分
口コミ・評判
ムービン
コンサルティング会社への転職なら、ムービンがおすすめ!
僕自身、コンサルへの転職活動をする中でムービンとコンコードを利用しましたが、ムービンの方が満足度が高かったように感じました。
・アドバイザーが一流コンサル会社出身
・レスポンスが早くて丁寧
・面接の過去問や対策が充実している
・オフィスが駅から近い
アクセス
内幸町駅から徒歩1分
虎ノ門駅から徒歩4分
新橋駅から徒歩8分
霞が関駅から徒歩9分
口コミ・評判
コンサルキャリア
コンサルティング業界やポストコンサルの転職を考えている方におすすめしたい転職エージェントがコンサルキャリア。
ムービン・コンコードと比べて知名度は劣りますが、アドバイザーの質や実績はピカイチです。
コンサルキャリアのサービスを提供するコダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社はコンサル事業全般を請け負っているため、現役コンサルタントの方々がアドバイザーについて下さります。
コンサルキャリアは、コンサルティング業界への転職やポストコンサルの転職でお悩みの方におすすめしたい、隠れた優良エージェントです。
・コンサルへの転職に加え、ポストコンサルに強み
・職務経歴書の添削が最もキッチリしていた
アクセス
築地市場駅から徒歩3分
東銀座駅から徒歩6分
銀座駅から徒歩10分
新橋駅から徒歩10分
【30代転職】未経験で転職した僕があまりおすすめしない転職エージェント
ここからは僕が実際にお世話になった転職エージェントの中で「正直おすすめできない」と感じたエージェントをご紹介します。
ただし、これから紹介する内容につきましては僕の主観によるものが大きく、エージェントには多数のアドバイザーがおりますので一概に断言できるものではないことをご理解ください。
パソナキャリア
僕が使ってきた中であまりおすすめできない転職エージェント1社目はパソナキャリア。
なぜおすすめできないかと言いますと、機械的な対応が多かったからです。
また、JACリクルートメントとは異なり、企業サイドと求職者サイドで担当者が分かれているため、こちらのニーズが上手く伝わり切れない場面が時折ありました。
アクセス
東京(本部):大手町駅から徒歩すぐ
大阪支店:淀屋橋駅から徒歩2分
名古屋支店:栄駅から徒歩6分
その他全国各地に拠点あり
東京(本部)の地図はコチラ
大阪支店の地図はコチラ
ワークポート
僕がおすすめできない転職エージェント2社目はワークポートです。
井上尚弥選手を広告塔にしている分、残念な気持ちになってしまったこはここだけの話。
おすすめできない理由は、希望職種外の求人を立て続けに提案してくるスタイルだったからです。
また、別の担当者から同じ求人が送られてきたりすることもあり、機械的な進め方をしているのではないかと感じてしまいました。
アクセス
本社オフィス:大崎駅から徒歩7分
横浜オフィス:横浜駅から徒歩3分
大阪オフィス:淀屋橋駅から徒歩10分
その他全国各地に拠点あり
本社オフィスの地図はコチラ
大阪オフィスの地図はコチラ
まとめ【30代転職】未経験で年収UPに成功した僕が体験談を正直にお伝えします
本日は「【30代転職】未経験で年収UPに成功した僕が体験談を正直にお伝えします」というタイトルで、僕の体験談を赤裸々に語らせていただきました。
僕が転職活動をする際、まずはネット上にある情報を隅から隅まで探りました。
しかし、検索結果に出てくる記事はエージェントの紹介や成功談ばかり。
僕は思います。
転職をする以上、悩みや失敗は付き物だと。ただ足踏みしてても靴底は減るだけだぞ!と。
悩みや失敗を正直に発信することで、悩みを抱える方のヒントになってくれれば良い。
僕が赤裸々に体験談を語った理由はこれに尽きます。
転職を進める中で色んな方に会い、色んな方に助けていただきました。
世の中には良いサービスもあれば、良くないサービスも存在します。
そのことを理解した上で、自分が良いと思ったサービスを使っていくことが大切だと改めて感じました。